用語集
高圧ガスとは
貯蔵や輸送に便利なように圧縮されているガス(圧縮ガスという)、圧縮や冷却されて液体となっているガス(液化ガスという)で、高圧ガス保安法で定められた圧力以上のものをいいます。
高圧ガス保安法では、高圧ガスの定義をは以下のようになっています。
圧縮ガス | 常用の温度または35℃で 1 MPa 以上 |
圧縮アセチレン | 常用の温度または15℃で 0.2 Mpa 以上 |
液化ガス | 常用の温度または35℃以下で 0.2 MPa 以上 |
温度35℃で0Paを超えるものであって政令で定めるもの | 液化シアン化水素、液化ブロムメチル、液化酸化エチレン |
常用の温度とは、容器、装置等において通常使用される状態での温度をいいます。常用の温度には通常、範囲がありますが、そのうちの一点を取る場合は、安全側をとり、通常使用される状態での温度のうち最高の温度をいいます。
1MPa(メガパスカル)という圧力
物体の単位面積 1 ㎡あたりに1 N(ニュートン)の力がかかっている圧力(N/㎡)のことを1 Pa(パスカル)といいます。
1 MPaは、1 Paの1,000,000(106:10の6乗)倍になります。
1 MPa =1,000,000 Pa
天気予報でおなじみのヘクトパスカル(hPa)は1 Paの100(10²:10の2乗)倍のことです。
1 hPa =100 Pa
1 N(ニュートン)は、1キログラムの質量をもつ物体に1メートル毎秒毎秒 (m/s²) の加速度を生じさせる力と定義されています。地球の標準の重力加速度は9.80665 m/s2とされていますので、
1 N=1 kg × 9.80665 m/s² = 9.80665 kg・m/s²